正しい歯磨きの方法

もし、過去の自分に伝えることができるなら、正しい歯磨きの方法を伝えたいと思います。これを知っていたら、もっと健康的な歯を維持できたのにと悔やみます。小学生の頃に、歯磨きの会社から来た講師による正しい歯磨きの方法という授業があった記憶がありますが、残念なことに全然心に残ってないです。恥ずかしながら、中年になり、歯と歯肉のトラブルで歯科にかかるようになって、何軒も歯医者さんにお世話になってから、ようやく正しい歯磨き方法を知りました。時は既に遅く、だいぶ、歯と歯肉を痛めてしまいました。残念なことに歯医者さんは忙しいので、正しい歯磨き指導をきっちりしている先生は少ないです。私は偶然とある歯科医との出会いによって正しい指導を受けることができました。それまで、何十年も無駄にしました。

1.まず、良いブラシを使う。先端極細毛のブラシが良いです。個人的にはデンターシステマのやわらかめが推奨です。1本のブラシで全部を洗うのは無理です。場所に応じて数本を使い分けてください。私は旅行でも必ず持って行きます。ホテル備え付けの安物の歯ブラシでは歯茎を傷つけずにしっかり磨けません。そして定期的に交換してください。目安は最長でも3ヶ月です。短ければ短いほど良いです。もし私が王様なら毎日交換したいくらいです。毛先が開いてなくても日々のブラッシングでブラシが硬化して劣化しています。
2.最初に歯と歯茎の間を横に磨きます。決して力を入れないで。ショートストローク、つまり1センチほどの振幅でそろっと磨きます。1カ所につき最低0.5秒、理想を言えば3秒以上磨きます。もし、力を入れすぎると絶対に歯茎に傷がついて痛くなります。つまり力加減は、仮に1分間ほど同じところを磨いても痛くならない程度のソフトなタッチで磨くことです。
3.次に歯と歯と間を意識しながら、縦に磨く。右の歯は左手で、左の歯は右手で磨いてください。この方がブラシと歯が良い角度で接触します。
4.親知らずを手のブラシでしっかり磨くのは至難の業です。ここはブラウンのOralBという回転型の電動歯ブラシを使うのが簡単で楽です。個人的にはすごくお勧めです。
5.歯と歯茎を磨いたら、今度は歯間を洗いましょう。デンタルフロス(糸ようじ)の出番です。フロスを使ってない人は、生まれてから一度も歯と歯の間を磨いてないことになります。いくら良い歯磨剤やマウスウォッシュを使っても磨けてないところはきれいになりません。そんなのできれいになるなら、歯磨き不要でうがいだけで良いはずです。うがいなんかできれいにならないのは皆さん体験済みと思います。フロスは歯に食べ物が引っかかっているとき、そして寝る前には必ず使いましょう。
6.歯磨きは最低でも寝る前に完璧に洗いましょう。そして可能なら毎食後に簡単でも良いのでブラッシングをしましょう。
7.余裕があれば、Panasonic Doltzでもう一回、さっと洗いましょう。ブラウンは回転式ですが、Doltzは縦横の振動ブラシです。つまり別の方式の電動歯ブラシを使うと意外な汚れに遭遇します。しっかり歯磨きをすると、翌朝になっても全然ぬめりとか、汚れを感じません。
8.これらの歯磨き手順を全部すると最低でも10分、しっかりすると30分必要です。歯並びの良い人は少ない時間で洗えますが、歯並びの悪い人は仕方ないです、しっかり時間をかけて洗いましょう。
9.歯周病はただ歯が悪くなるだけでなく、全身のいろんな病気に関連します。動脈硬化や心臓病、癌にも影響があります。
10.歯磨き剤について、個人的には1回目はオーラ2を使って、2回目の洗浄ではPCクリニカを使ってます。知覚過敏があればシュミテクトがよいです。もちろん、歯磨剤はほんの少量が良いです。テレビコマーシャルで使っている量の1/10くらいがベストです。

そのうちに動画をアップします!

現在の私の歯磨き

流れとしてブラウン オーラルB iOで、まず全体を大ざっぱに汚れを除去し、次にパナソニック ドルツで歯と歯茎の間を狙ってプラークを落とす。最後の仕上げとして、手磨きで洗い残しを除去する。

最初に噛み合わせ面をブラウンOralBの回転式電動ブラシを使って洗います。歯磨き粉はオーラ2。
次に歯と歯茎の間を洗います。歯磨き粉はオーラ2。
次は。パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」を使って主に歯と歯茎の間をメインに、追加的に噛み合わせ面を洗います。ブラシは「コンパクト」を使ってます。歯磨き粉はオーラ2。
ここで、デンタルフロスを使って歯と歯の間をきれいにします。個人的にはPCクリニカの「なめらかスリムフロス」をおすすめ。
ついでに舌も舌ブラシできれいにします。私はデンターシステマの普通の歯ブラシである「4列ヘッド薄型コンパクトやわらかめ」をそのまま使ってます。
最後にデンターシステマの歯ブラシ「4列ヘッド薄型コンパクトやわらかめ」で手磨きします。最初に歯と歯茎の間を横方向に洗います。その後に歯と歯の間を意識して縦に洗います。噛み合わせ面は既にきれいになっているので、もう洗いません。歯磨剤はシュミテクト・歯周病ケア(ベーシックなピンク色の)を使います。
トータルで10-15分必要です。

ブラウンOral-Bの宣伝画像 この動画で説明されているように、物理的にブラシを接触させないと菌の塊であるプラークは落ちません。マウスウォッシュのCMはほとんどウソです。Oral-Bは手磨きよりは健闘してますが、よく見ると、磨き残しがあります。ここを狙って、手磨きで落とすのが極意です。ブラウンの欠点、電池寿命が長くない。2年ほどでパワーが無くなり、要交換になります。寿命が長くないので高級モデル=高価モデルを薦めにくいのも事実。ただし、それを補っても、回転運動の利点は捨てがたい魅力です。特に「親知らず」には最強の選択肢です。


パナソニックDoltzの宣伝画像 歯と歯茎の間のプラークを落とすのに効果的なのがブラシの水平運動と先端極細毛のブラシ。Doltzの良いところ、バッテリー性能がすばらしい。何年使っても劣化しない。さすがにパナソニック。ブラウンにも見習って欲しい。最新のW音波振動は必要ないかも?従来の水平振動だけで良い気もします(個人の感想です)。旧モデルの方が安いし。